冬の本棚

本棚入れ替えました。貸し出しも可能です。

 

1.POPEYE 889号 「普段使いの東京案内」
普段使いの宮崎台、宮前平は店が多くないので薄い雑誌になりそうです。
整体ReBoot宮崎台は最寄り駅は宮崎台駅ですが、宮前平駅からも歩けます。住所は宮前平ですが店の斜向かいは宮崎、向いは馬絹で三つの町の境界近くにあります。

2.イラストレーション No.174 「大竹伸朗が選んだ本50」
大竹伸朗氏は東京都現代美術館の改装前に全館を使った展覧会がありました。父方の祖父母の家があった愛媛県の伊予長浜の先の宇和島に住んでいるようです。宇和島は愛媛ですが少し高知の雰囲気もしてますね。愛媛から高知に向かう旅行もいいと思います。

3.ユリイカ 1979年12月号 「夢」
夢といってもI have a dream、あなたの夢は何ですか?の夢でなく寝てる時にみる夢のことです。リアルがキツくても夢が充実してればいいと考えることも出来るでしょうか。シンクロしがちかもですが、夢の操縦法で楽しく出来るかもしれません。

4.映画芸術436号 「震災異論」
震災の後の空気の中で書かれた文が読めます。故安川奈緒氏の映画レビューも載っていて厳しいことを書いている。原発、核、原子力映画選でスタンリー・クレイマーの『渚にて』を選んでいる人が多いです。戦争後の世界、潜水艦はオーストラリアに辿り着きますがそこにも汚染の恐怖が迫っていた。

5.映画秘宝 爆走復刊号「2010年代不屈の傑作映画200 井筒和幸 荒井晴彦」
荒井晴彦氏も2010年代のベストを出しています。そのランキングを元にしたインタビューでインタビュアーがいつもは突っ込みが多い荒井氏に、果敢に突っ込んでいます。話題にのぼる長谷川博己、二階堂ふみ、富田靖子の出ている映画も興味深く観ました。

6.ムエン通信 「大川戸洋介特集」
山崎幹夫さん編集発行のジン。とある惑星の日常を撮る大川戸洋介氏の映画を特集しています。大川戸氏の映画はだいたい家の中と家の近所を撮ってるだけなのですが、広大な世界の拡がりを感じさせます。これも時代が永遠に追いつけないかもしれない未来の芸術。

7.『続・映画の昭和雑貨店』 川本三郎
昭和の日常をテーマごとにまとめています。昭和のラーメンデートなるものが載っています。

8.『チック・フリック 恋する映画ガイドブック』 キム・エーデルマン
ロマンチックラブを拡張した映画群と言えるのですかね。観たことないのですが最近の韓国ドラマや恋愛バラエティも同じ領域なのでしょうか。この本に並置して映画本や論考を選んでみました。

9.『映画のメロドラマ的想像力』 加藤幹郎
メロドラマは男性的な視線から作られていると語られます。女性の恋愛を描いたとしても男性の欲望に転移して描かれたものが多いとも。この考察はラカンからヒントを得ているんでしょうかね。

10.『恋愛のディスクール・断章』ロラン・バルト
バルトはここで女性になって書いてるところもありますかね。上の罠を逃れるためにはそうするのが一つの方法なのでしょうか。

11.『恋愛について』中村 真一郎編
作家の恋愛論です。それぞれの文の題は以下です。どんなものか想像してみてください。
「愛の鎖からどう抜け出すか」 森瑶子
「アイスル・アイシナイ」 富岡多恵子
「幸福な夫婦」 大庭みな子
「愛と結婚に関する六つの手紙」 倉橋由美子
「愛は幾度可能なのか」 瀬戸内寂聴
「失恋とは恋を失うことではない」 谷川俊太郎
「男性のドン・ファン的心理について」 遠藤周作
「愛と性」 吉行淳之介
「女性論に対する一つの視点」 梅原猛
「性の隔離」 作田啓一
「愛の試み―孤独/内なる世界/失恋/愛の試み」福永武彦
「恋は隷属ではない/処女論」中村真一郎
「現代の恋愛論」椎名麟三
「女について」 武田泰淳
「見惚れ、気惚れ、底惚れ」 円地文子
「近代日本における「愛」の虚偽」伊藤整
「チャンス」太宰治
「恋愛論」 坂口安吾
「恋愛について」 石川淳
「現代の恋愛論について」中村真一郎

12.現代思想 2021年9月号 「恋愛の現在」
色々書いてあるのですが、やはり上に比べてかなりややこしくなってます。大澤真幸『恋愛の不可能性について』が批判的に取り上げられて居ますが、「恋愛が可能」ということではありません。

13.『ぼくの映画あそび シネマ・ストリートを行く』安西水丸
イラストは勿論ご本人です。恋愛映画に関して書いてあるところもありますがドライ。恋愛映画を観る普通の人として振舞っています。『映画のメロドラマ的想像力』に続きダニエル・シュミット登場。今年よく上映されてました。安西氏には生前に漫画をもう少し書いていただきたかった。

14.『日本のみなさんさようなら』リリー・フランキー
これも恋愛と遠い映画の見方でしょうか。この人間批評と夢想が俳優としての演技に生きているところがありそうです。イラストご本人。

15.『前田敦子の映画手帖』前田敦子
前田敦子さんは映画『苦役列車』、『もらとりあむタマ子』、『旅のおわり世界のはじまり』でのそれぞれ全く違うキャラクターでの存在感が印象に残ってます。イラストは別の方で映画のDVDのパッケージが細かく描いてあります。

16.『トラウマ映画館』町山智浩
ここではキワモノと言える映画を扱ってますが、今は映画評論の大家ですね、ポスト淀川長治?テレビで映画の前説観てみたいですね。上の雑誌「映画芸術」にこの本の評が載ってます。

17.『ライムスター宇多丸の映画カウンセリング』宇多丸
ライムスターのアルバムを昔聴いた時にはこういう方面の常識人としての才能が開花するとは思いませんでした。いま僕は坊主頭ですが、宇多丸氏を観てるとスキンヘッドもいいなと思います。
話変わりますが、無音のモニターをふとぼんやり眺めたときスキンヘッドの坊主が屏風に大きく今年の文字を「金」と書いていてカネかと思い、白昼夢のような印象を持ちました。

18.『一方通行路』ベンヤミン
短い文が読めるので選びました。薄いのもいいです。

19.『オデッセイ1971-2001』工作舎アンソロジー
これもアフォリズムとして。「遊」ベスト。

20.『ドゥルーズ初期』ドゥルーズ
これはドゥルーズが高校の教師をしていた時教科書として書いた本のようです。この後の大著を考えると感慨深い。『哲学とは何か』の次はマルクス論の予定だったと聞きますがノート残ってるのですかね。

21.『暮らしのヒント集』暮らしの手帖
下手すると自己啓発になってしまいそうですが、マナーや慎みや箴言として読むか、反発するか。

22.『ノート2 掟の問題』カフカ
カフカの短い文。やはり悲観的なところが多いですが面白い。

23.『ヨーロッパ退屈日記』伊丹十三
愛媛つながりで選んでみました。大江健三郎氏の従兄弟で小説の題材にもなってます。もし生きていたら大江健三郎氏を題材にした映画などもあり得たのでしょうか。

24.『モダン・ジャズの名演名盤』岩波洋三
色々詰め込んで書いてあります。フリージャズ、フュージョンも一部入ってます。

25.『クラシックB級快楽読本』許光俊 鈴木淳史ほか
こんな聴き方があるんですね、色んな姿勢があげられていて、必ずしもB級という訳でもありませんかね。ロックB級快楽、ジャズB級快楽、ヒップホップB級快楽、即興音楽B級快楽などというのもあり得るでしょうか。

26.『センチメンタル・テールズ』リュック・フェラーリ
現代音楽、ミュージックコンクレートの巨匠の風変わりな自伝。短編小説みたいな章がありイタロ・カルヴィーノのタロットを題材とした『宿命の交わる城』の未来描写の章を思わせます。その次の章が、詩的すぎるという理由で本人によって削除されているのですが、読んでみたい。

27.『ピナ・バウシュ タンツテアターとともに』ライムント・ホーゲ
ピナはダンスで男女の関係を描いているとも言えるのでしょうか。ピナ唯一の監督作映画『嘆きの皇太后』は探せばユーチューブで全篇観られるかも知れません。

28.『バカボン線友録!―赤塚不二夫の戦後漫画50年史』赤塚不二夫
色んな漫画家の赤塚評が読めて楽しいです。藤子不二雄Ⓐ氏※や辰巳ヨシヒロ氏みたいに当時を漫画にすると、赤塚氏の場合趣向が違って来るかもなので、これで正解だと思います。辰巳ヨシヒロ氏の漫画に先日亡くなったさいとうたかお氏が登場していました、そのようなシーンもあったのですね。※川崎地元応援券のイラストは藤子・F・不二雄氏です。

29.『伝奇集』ボルヘス
小説も少し入れてみます。これも短い話が多いのですが1粒300㍍という感じです。

30.『ソフトマシーン』バロウズ
バロウズ現れない後継者が死後もあまり。たくさん居そうなのですが、ジャンキーは、駄目なのですね、それだけじゃ。貼りのセンスの問題なんでしょうか。カットアップ、コラージュ、ホールドインも適当にやればいいというわけでは無かった。今やってる人あまりいないので適当でも面白くなりそうですけどね。

 

31.現代詩手帖 「現代詩この一篇」 1999年4月号
短歌よりもう少し長い、現代詩人に選ばれた日本現代詩の断片です。

32.『われらをめぐる海』レイチェル・カースン
前のブログで海が登場したので選んでみました。シンプルで正確なリズムのある文体の積み重ねがいいです。

34.『家庭でできる薬膳料理』 成田和子
今回は料理本はこれだけです。面倒がらずに、なるべく実践したいシンプルな薬膳料理です。

35.『ソバ屋で憩う』杉浦日向子とソ連
シメはソバの本で。このあたりですと鷺沼のお蕎麦屋さんが登場します。